ブログ「歯周病で心筋梗塞??」
2019年10月15日
沼津駅南口の増山歯科医院でございます。
本日は、歯周病(歯槽膿漏)のお話です。
みなさん、「お口の病気である歯周病が、身体の病気に関係する」という話は耳にした事が
ありますか?
ためしてガッテンでもやっておりましたが、特に関連性が高いと考えられている病気について、進行した歯周病がどのように関わっているかを説明いたします。
◉脳梗塞や心筋梗塞を起こす??
歯周病が進行すると、腫れて出血した歯ぐきから歯周病菌が体内に侵入します。血流に乗った歯周病菌は、
血管の内壁に入り混み、死滅後におかゆの様なかたまりとなります。するとコレステロールが血管に
沈着して動脈硬化を起こすように、かたまりとなった歯周病菌が血管を狭くし、血流を阻害するのです。
これが脳の血管で起これば脳梗塞、心臓の弁で起これば心筋梗塞を引き起こしかねません。
さらに、歯周病と関連性のある全身疾患は
・糖尿病・骨粗しょう症・心内膜炎・メタボリックシンドローム・インフルエンザ(感染しやすくなる)・誤嚥性肺炎・悪性腫瘍(ガン)・認知症・関節リウマチ・早期低体重児出産・エイズ(HIVを活性化させエイズ発症に繋がる可能性)・バージャー病・動脈硬化症・・・と沢山あります。
「歯ぐきから血が出る」という方は、できるだけ早く歯科医院に受診しましょう。
予防できます!!
今は、異常が無いと感じていても油断は禁物です。4〜6ヶ月に1回はメンテナンスを受けましょう。