ブログ「永久歯が他の歯に比べて白い部分がある」
2020年4月17日
こんにちは、沼津駅南口の増山歯科医院でございます。
本日は、「エナメル形成不全症」についてお話しさせていただきます。
歯の表面に、白色・茶色をした部分を見かけることがります。下の写真がそうですが、一見、虫歯かな??
と思われがちです。虫歯ではなく歯が生えた直後から見られる生まれつきの変色なのです。
歯の表面のエナメル質が生まれつきうまく作れず、変色や欠けがみられる状態です。
乳歯にも永久歯にも見られ、その部分は歯の質が弱くなっています。そのため、噛み合わせにより砕け穴が
あきやすく、虫歯の原因になります。
早期に発見して虫歯にならないように予防することが大切です。
「エナメル質形成不全症の特徴」
●健常なエナメル質は透明です。
●後天的に脱灰したエナメル質は、白濁しています。
●歯の表面が濃い白・茶色・黄色をしています。
●歯の欠損を伴うと歯の表面がデコボコしていたり、穴があいてきます。
「エナメル質形成不全症」と診断を受けても悲観することはありません。適切に予防していけば大丈夫
です。毎日の適切なブラッシング・歯科医院での定期的な高濃度フッ素塗布で十分に予防可能です。
見た目に問題がある場合でも、適切な時期に適切な治療が可能ですので当院へご相談ください。